占いの中でもミステリアスな雰囲気のタロット占い。
近年は、電話占いでもタロット占いは人気があるようです。電話占いのタロット占いは当たりやすいのでしょうか?
対面式との違いは?気になる方も多いはずです。
そんな電話占い&タロット占い初心者の方のためにタロティストがやさしく解説します。
森山幸水
タロティスト(Tarot占者)、カラーセラピスト(AURA-SOMAプラクティショナー歴10年)美容業界専門行政書士、サーフィンをこよなく愛す五十路男。
電話占いのタロット占いと対面式のタロット占いとの違いは?
対面式のタロット占いはのヴィジュアルイメージによって、占い師も相談者も、双方同時に視覚イメージのインパクト(直感)を受けることができる特殊な占いになります。
タロット占いを初めて受ける人は、占い師からのメッセージを受ける事で満足できると思います。
しかし、タロット占いを何度も受けた中級者には、視覚的ヴィジュアルがないので物足りなさを感じるかもしれません。
電話占いのタロット占いと対面式タロット占いの種類
結論から申しますと、電話占いと対面式のタロット占いの占い方法には基本的に違いはありません。
タロット占いの占い方法としては大きく分けて二つ、
- 大アルカナ22枚を使うタロット占い
- 大アルカナ+小アルカナ合計78枚をを使うタロット占い
短時間の電話占いに向いている大アルカナ(22枚)タロット占い
電話占いの場合、短時間の限られた時間内で相談者から与えられた相談内容に簡潔に答えを導き出さねばならず、より少ない22枚の大アルカナを使ったタロット占いを行う占い師が多いはずです。
これは、大アルカナのカードは、小アルカナに比べてより吉凶の意味合いが強いカードが多く、簡潔に分かりやすく占い結果を導き出せるからです。
対面式であっても短時間の占いの場合、大アルカナ(22枚)のカードを使う占い師が多くいます。
また、何枚のカードを展開するかスプレッドの種類も(カードを引く枚数)少ない枚数に適しているのは、使用するカードが少ない大アルカナ(22枚)のカードを使ったタロット占いになります。
長時間の対面式占いに向いている78枚全部を使ったタロット占い
長時間の対面式のタロット占いには、大アルカナ+小アルカナ合計78枚を使ったタロット占いが向いています。
これは、5枚以上のスプレッドを使う場合、より多くのカードを使う方が結果にバリエーション生れ、より詳細に正確な答えを導き出せるからです。
また、対面式で、ヴィジュアルコミュニケーション(視覚イメージによる対話)を重視するカウンセリング要素の強いタロット占いでは、より多くのカードを使用する方が相談者の深層心理を理解しやすいはずです。
この点は、占い師の使用するタロットカードの種類の違いや、占い師の志向により変わってきます。
タロット占い師のレベル見極めるポイント
タロット占いに限らず、PCモニターやアンチョコ(解説書)を見て回答している占い師をたまに見かけますが、そのような方は占い師失格です!
電話占いで相談内容を伝えてから、待機時間が長くかかるようなタロット占い師は、見えない事を好いことにマニュアル(解説書)を読んでいるのかもしれません。
電話占いのタロット占いが向いている悩みとは?
タロット占いは基本的に短い期間の占いに向いていると言われ、長くても3年から5年前後のスパンに対応しています。
電話占いのタロット占いに向いてる悩みの種類は下記になります。
恋愛運(出逢い、結婚、離婚、復縁、片思いの結末、恋人との相性)
意中の相手がいる場合その相手のフルネームと生年月日を伝えましょう。関係する時間や人物の特徴、性格など分る範囲で占い師に正確に伝えましょう。
仕事運(就活、転職、適職、配置転換、パワハラ、仕事への評価)
職種や仕事内容など正確に占い師に話してください。明確なアドバイスが貰えるはずです。
金運(定期収入の変動、臨時収入、ギャンブル運、投資、大きな買い物)
家など大きな買い物をするときは購入予定物の立地や購入予定店舗など正確に占い師に伝えましょう。投資内容やギャンブルの種類など明確に伝えましょう。
人間関係(家族関係、仕事上の対人関係、友人関係、いじめ、セクハラ)
相手のフルネームと生年月日など分る範囲で正確に占い師に伝えましょう。
電話占いでタロット占いを受けるポイント
悩みや相談したい事を事前に書き出しておく
悩みや相談したい事を事前に書き出して、具体的な結果が短時間で出せるようにメモにまとめておきましょう。
一般のタロット占いの傾向としては、事前に提示された悩みに対してタロットカードで占った結果を伝えるので、後から新たに悩みを提示されても対応出来ない事も多いのです。
フルネーム、生年月日、出生地、出生時間、は最初に聴かれますので直ぐ答えられるようにメモに書き出しておきましょう。
自分の部屋でリラックスして電話占いを受ける
スマホでも自宅の電話でも録音機能があるので電話占いの内容は後から確認できるように録音しておきましょう。
電話占いでタロット占いを受ける時は、リラックスした環境で受けましょう。
出来れば北向きで坐り、照明を暗くして、アロマキャンドルを焚いたり、お香を焚いたりしてリラックスしましょう。
現在のタロット占いの源流は上で紹介した、スピリチュアル系のオカルティスト達なので、占い結果を素直に受け入れられるように、リラックスして電話タロット占いの鑑定に臨みましょう。
見栄を張ったり恥ずかしがらずに本当のことを言う
電話占い最大のメリットは顔が見えない事です。
恥ずかしい悩み、金銭的な悩み、肉体関係の悩み、危険な悩みでも、初めて占ってもらう時でも、初対面にならず電話を通した相談になるので、本音で本当のことを正確に占い師に伝えてください。
明確な回答が得られはずです。
時間と料金の変動に気を配る
電話占いのシステムの大半が1分数百円で占い料金が変動するシステムです。
サイトによっては通話料が発生するところあり、1分2百円でも30分の鑑定料金は6千円になるので、対面式の占いや他業種のサービス業と比較しても電話占いのタロット占いは安くはないのです。
事前に相談時間を決めておき、一定の時間が過ぎたら電話を切る心構えで鑑定に臨みましょう。
事前に鑑定料金と鑑定時間が確定するシステムを利用するのも一つの方法です。いずれにしても、短時間で結果がでるように①の事前準備が重要になります。
良い結果だけでなく悪い結果も参考にする
良い結果だけでなく悪い結果も素直に受け止めましょう。悪い結果をあまり伝えない占い師もいますが、これはレベルの低い占い師かもしれません。
西洋占術の伝統は、王侯貴族の死期を当てる事が究極の目的だったのです。
凶事を事前に知り避けるために発展してきたとも言えます。
テレビに出ている有名な占い師は、悪いことも言い毒舌で人気ですね。悪い事を言ってくれるタロット占い師を尊重しましょう。
同じ悩みを何度も相談しない
悪い結果が出たり、あまり良い鑑定結果が得られなかった時に、翌日にでもまた同じ内容のタロット占いをしたくなる気持ちはわかります。
上でも伝えたように、悪い事を伝えられて凶事を事前に知ったら、運気が代わるのを待つべきです。
大吉のおみくじを引いて好い事が沢山ありましたか?占いは当たるも八卦当たらぬも八卦です。
電話占いでタロットがイメージできない人のための用語解説
タロットカードの起源は諸説ありますが、タロットと名称のついた様式的に同一の現存するタロットカードは、13世紀ルネサンス期のイタリア貴族が宮廷画家に描かせたヴィスコンティタロットです。
このヴィスコンティ家は世界的に有名なイタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティ氏の祖先にあたります。
タロットデッキ
タロットカードの事をタロットデッキと呼びます。カードの大きさは様々です。
世界的に流通するメジャーなタロットカードは、大・中・小のスリーサイズが用意されています。
女性の手のひらでも扱い易い、スタンダードサイズ(中型)のタロットデッキがタロット占いでは多く使用されています。
タロットカードの種類
2大メジャータロットカードはイギリス発祥のライダーウェイト版タロットとフランス発祥のマルセイユ版タロットです。
前述のようにタロットカードはイタリア貴族がカードゲーム(ギャンブル)のために造らせたため、古くからある伝統的なマルセイユ版タロットの図柄はトランプに近いものになっています。
最初の占い専用タロットカードと言われる『エッテラタロット』が生まれたのも19世紀のフランスです。
大アルカナ・小アルカナ
アルカナとはラテン語で神秘や秘密を表しています。
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚合計78枚のタロットカードで構成されています。
大アルカナは寓話に基づいた図柄が描かれており、小アルカナは宮廷の人物が描かれたコートカードとトランプのような数札に分かれます。
タロットカードの場合、小アルカナの数札であっても、種類によっては視覚イメージに訴える、大アルカナ同様の寓話が描かれているタロットカードもあります。
スプレッド




一般的なタロット占いは、タロットカードを伏せた状態で混ぜるシャッフル、カット(カードを切る)した後に、パイル(カードを伏せた状態で一箇所に積み上げる)してから、タロットカードを展開していくスプレッド(カードを引く)を使ってタロット占いを行いまいます。
正位置と逆位置
殆どのタロットカードの図柄には天地があり、引いたカードの天地の方向により、正位置と逆位置になります。
逆位置が出るとネガティブな意味が強まったり、反対の意味に解釈するカードもあります。
タロット占い師の中には逆位置の解釈を採用しない占い師もいます。
リーディング
タロットカードをスプレッドで展開したのち、引いたカードの意味を解釈していく作業です。
カードをリーディングしながら占い師が相談者に鑑定結果を伝えます。
カウンセリング要素の強いタロット占いの場合、対面式のタロット占いでは引いたカードを見て、相談者の受ける視覚イメージ(直感)を重視する傾向にあります。
まとめ
電話占いのタロット占いと対面式のタロット占いの相談内容には違いはありません。
事前準備をしっかりして、具体的で明確な回答が短時間でもらえるよう、占い師に本当のことを正確に伝えましょう。
タロットカードがあなたを明るい未来に導いてくれます。